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QUESTION and ANSWER

  • 乳がんになりやすい食材は避けるべきなのでしょうか?

    2017.10.06
    Q.

    インターネットや書籍などを見ると、乳がんになりやすい食べ物についての情報があります。乳がんになりやすい食材は避けるべきなのでしょうか?

    A.

    本やインターネットの情報で、よく乳がんになりやすい食事として、牛乳やヨーグルト、卵などの乳製品や肉などが取り上げられています。しかし、様々な研究結果を検討すると、リスクとの関連は不明なのが現実です。日本乳癌学会のホームページで“市民の皆様へ”(https://www.jbcs.gr.jp/)をクリックすると、無料でガイドラインを閲覧することができます。その中で“乳がんの原因と予防”をクリックすると食品、運動、サプリメントさまざまな情報が掲載されています。参考にしてみて下さい。

     肉などから摂取する優良なたんぱく質は、血管やお肌など体の成分を保つうえで必要不可欠ですし、牛乳には豊富なカルシウムやビタミンDが多く含まれ、骨の健康には欠かせません。若いうちから安易に制限することは、健やかに老いるためにはかえって危険と考えています。

     また、ストレスがガンに良くないということもよく言われがちですが、これもエビデンス……病気に対し効果があることを示す証拠や検証結果は無いのが現状です。ストレスをどのように受け止めるかで、心への影響が変わるとの報告もあります。

    Dr.Profile

    野木裕子先生

    日本乳がん学会専門医、日本がん治療認定医機構、がん治療認定医、暫定教育医。気さくな人柄と柔和な笑顔が印象的な野木先生。今回、乳がんについて質問する我々に対し「何かお役に立てれば嬉しい」と時にユーモアを混じえながら優しく答えてくださりました。

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  • 乳がんを患った血縁者がいます。その場合、どんなことに注意していけばよいので しょうか?

    2017.10.06
    Q.

    乳がんを患った血縁者がいます。その場合、食事や生活など、どんなことに注意していけばよいので
    しょうか?

    A.

    ゲイルモデル(アメリカで開発された乳がん罹患リスク計算ツール)によれば、母親が乳がんの場合、乳がんの発症リスクはそうでない人の2倍になります。また、血縁でも母
    親か祖母か伯母かという血のつながりの近さや、発症人数によって異なります。どういうことかといいますと、母も姉妹も祖母も叔母もすべて乳がんという家系の人と、母が1人という人とではリスクの高さが違ってくるという意味です。その場合、その中で一番若い発症年齢が30歳だとしたら、自身は25歳から乳がん検診を受けるか、自分の乳房に注意を向けることをおすすめします。また、血縁に乳がんのかたがいらっしゃらなくても、40歳以上で乳がん検診うけてください。


    ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが、遺伝性乳がん・卵巣がん症候群の診断で、まだがんを発症していない乳房や卵巣を予防的に切除したことが話題になりました。
    遺伝性乳がん・卵巣がん症候群かどうかはまず,専門家とカウンセリングをしたうえで、血液検査をすることで診断されます。日本では現在限られた施設でのみ乳房や卵巣の予防
    的切除がなされています。

    Dr.Profile

    野木裕子先生

    日本乳がん学会専門医、日本がん治療認定医機構、がん治療認定医、暫定教育医。気さく な人柄と柔和な笑顔が印象的な野木先生。今回、乳がんについて質問する我々に対し「何 かお役に立てれば嬉しい」と時にユーモアを混じえながら優しく答えてくださりました。

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  • 30代では超音波検査だけでよいと聞きます、本当にマンモグラフィーを受ける必要はないのでしょうか?

    2017.09.29
    Q.

    40歳からはマンモグラフィー健診がすすめられています。本当に30代では受ける必要はないでしょうか?超音波のみの健診では不安に思ってしまいます。

    A.

    必要がないわけではありません。
    マンモグラフィでは柔らかい脂肪は黒く、硬い乳腺は白く映ります。腫瘍のかげも,白く
    映ります。若年者の場合、高濃度乳房(乳腺密度が高いため,マンモグラフィで画像全体
    が白く映る乳房のこと)である場合が多く、腫瘍のかげが隠れて見えないという状況にな
    ってしまいやすいのです。また、30歳代から毎年マンモグラフィを受けると、被ばくの蓄
    積量が大きくなり,発がんリスクが生じ、乳がんを早期発見するメリットを上回ります。
    そのような理由で、超音波がおすすめなのです。

     乳がん検診において、マンモグラフィは40歳以上の女性の死亡率低減効果が確認された
    有効な方法です。しかしそのエビデンスは比較的乳房濃度の低い女性が多い,欧米で書か
    れた論文が根拠になっています。超音波の場合、乳がん検診を勧める十分な根拠、つまり
    エビデンスが現時点でありません。40歳を過ぎても高濃度乳房の頻度の高い日本において
    、現在世界発の大規模なランダム化比較試験 (J-START)の結果を待っているところです
    。もし、あなたが自分で胸のしこりを自覚しているならば、一度は医療機関を受診してみ
    ましょう。

    Dr.Profile

    野木裕子先生

    日本乳がん学会専門医、日本がん治療認定医機構、がん治療認定医、暫定教育医。気さくな人柄と柔和な笑顔が印象的な野木先生。今回、乳がんについて質問する我々に対し「何かお役に立てれば嬉しい」と時にユーモアを混じえながら優しく答えてくださりました。

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