Breast Cancer 101

乳ガン初級講座

〜乳がんとは〜

ガンとは異常細胞が制御できない状態で発達する病気の総称です。多くのガンは、細胞の急速な成長が最終的に危険なしこりもしくは、腫瘍になることで起ります。長い時間をかけて、がん細胞は身体の他の部位にも侵入して正常な身体の機能を蝕み、最終的には死に追いやります。全てのガンは異常細胞が発達し始めた身体の部位の名前が付いています。

乳がんとは、乳房の組織を起源とした細胞に起こるガンの一種です。男性でもこの病気にかかる可能性はありますが、多くの場合、乳がんは女性がかかりやすい病気です。殆どの乳がんは、乳管(乳汁を運ぶ管の部分)、もしくは小葉(乳を生成する腺)で始まります。

 

〜乳がん用語集〜

 

術後補助[アジュバント]療法

手術後に施される治療法。検出可能ながんを全て摘出後、再発の危険性を回避する為に投与される。放射線治療、化学治療、ホルモン治療などのことをさす。

 

乳輪

乳首周囲の色素がある部分

 

腋窩

脇の下

 

良性腫瘍

悪性ではない、近くの細胞組織や身体の他の部分に広がらないしこり

 

乳がんセルフチェック

セルフチェック(自己診断)は、胸に異常がないか視覚と触覚により自分自身で調べる方法です。自己診断の目的は女性が目で見て触って自身の胸の通常の状態を知る事により、ガンの可能性がある異常なしこりが発生した時に気付きやすくなる事。セルフチェックはマンモグラフィーなどの検査の代わりにはなりませんが、アメリカがん協会によると25%のがんはセルフチェックによって発見されています。セルフチェックの習慣をつけましょう!

がん

悪性の腫瘍

化学療法 [キモ セラピー]

抗がん剤による治療、化学療法は患者の乳房の組織や身体中に存在する、ごく小さいガン細胞も消滅させられる可能性がある。

嚢胞

液体が入った袋のようなもの。

(腺分泌物の)管

乳汁を運ぶ管。

非浸潤性乳管がん

発生した乳管の中に留まり細胞組織の周りに浸潤していないガン。

エストロゲン (卵胞ホルモン)

女性ホルモンの一種。エストロゲンは卵巣により生成され、二次性徴の促進や正常な生理、また子宮が生殖活動 行う為の準備を行う。

非浸潤性小葉癌

がん細胞が小葉内に限局している。

腫瘍摘出手術

乳房のガンのみを取り除く手術。通常この手術後放射線治療を行い、胸の形を自然に保つ処置を行う。

リンパ浮腫

殆どの場合腕や脚などに起こる、異常なむくみ。がんの治療などでリンパ管を損傷、取り除かれた際に発症する。

悪性腫瘍

がん。きわめて有害な細胞が成長し、充満、そして身体の他の部位に広がる事もある。

マンモグラム

乳房のレントゲン検査

胸部切除

乳房を切除する手術

プロゲステロン (黄体ホルモン剤)

月経周期や妊娠に関与する女性ホルモン

放射線療法

ガン治療の一つで、健康な細胞のダメージを最小限に保ちつつ、高レベルの放射線を使用し、ガン細胞を死滅もしくは成長、分裂するのを防ぐ。

再発

一部回復後、再度起るガン

 

〜乳がん進行度合い〜

乳がんという診断がついた場合、がんが乳腺の中でどの程度広がっているか、遠隔臓器に転移しているかについての検査が行われます。乳がんの広がり、すなわち乳房のしこりの大きさ、乳腺の領域にあるリンパ節転移の有無、遠隔転移の有無によって大きく5段階の臨床病期(ステージ)に分類され、この臨床病期に応じて治療法が変わってきます。

0期

乳がんが発生した乳腺の中にとどまっているもので、極めて早期の乳がんです。これを「非浸潤(ひしんじゅん)がん」といいます。

I期

しこりの大きさが2cm(1円玉の大きさ)以下で、わきの下のリンパ節には転移していない、つまり乳房の外に広がっていないと思われる段階です。

II期

IIa期とIIb期に分けられます。

  IIa期:

しこりの大きさが2cm以下で、わきの下のリンパ節への転移がある場合、またはしこりの大きさが2~5cmでわきの下のリンパ節への転移がない場合。

  IIb期:

しこりの大きさが2~5cmでわきの下のリンパ節への転移がある場合。

III期

「局所進行乳がん」と呼ばれ、IIIa、IIIb、IIIc期に分けられます。

  IIIa期:

 しこりの大きさが2cm以下で、わきの下のリンパ節に転移があり、しかもリンパ節がお互いがっちりと癒着していたり周辺の組織に固定している状態、またはわきの下のリンパ節転移がなく胸骨の内側のリンパ節(内胸リンパ節)が腫れている場合。あるいはしこりの大きさが5cm以上でわきの下あるいは胸骨の内側のリンパ節への転移がある場合。

  IIIb期:

しこりの大きさやわきの下のリンパ節への転移の有無にかかわらず、しこりが胸壁にがっちりと固定しているか、皮膚にしこりが顔を出したり皮膚が崩れたり皮膚がむくんでいるような状態です。炎症性乳がんもこの病期に含まれます。

 IIIc期:

しこりの大きさにかかわらず、わきの下のリンパ節と胸骨の内側のリンパ節の両方に転移のある場合。あるいは鎖骨の上下にあるリンパ節に転移がある場合。

IV期

遠隔臓器に転移している場合です。乳がんの転移しやすい臓器は骨、肺、肝臓、脳などです。

再発乳がん

乳房のしこりに対する初期治療を行った後、乳がんが再び出てくることを「再発」といいます。通常は他の臓器に出てくること(「転移」と呼びます)を指し、IV期の乳がんとあわせて「転移性乳がん」と呼びます。手術をした乳房の領域に出てくることは「局所・領域再発」と呼んで区別します。

 

がん情報より引用